![ビカクシダ](https://i0.wp.com/bikakupt.com/wp-content/uploads/2023/02/image.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
こんにちは!
ビカクPTです。
私はコロナ禍にビカクシダの魅力にどハマりしてしまいました。
今では10株以上のビカクシダを育てています。
また、自分で板付にも挑戦し1年間育てた結果、立派に育ってくれています。
今回は1年前に板付したビカクシダをコルク板にお引越しさせようと思っています。
では早速やっていきましょう!
ビカクシダとは
ビカクシダ属(Platycerium)は、樹木に着生しているシダの仲間で、アフリカやマダガスカル、アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アメリカの熱帯に18種があります。2タイプの葉をもつことが特徴で、一つは株元に張りつくように出た「外套葉(がいとうよう。貯水葉ともいう)」、もう一つは、シカの角のような形で、先端に胞子嚢(ほうしのう)群をつける「胞子葉」です。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-454
観葉植物としてよく栽培されているのは、インドネシア、太平洋諸島、オーストラリア原産のプラティセリウム・ビフルカツム(P. bifurcatum)です。外套葉や胞子葉が比較的小型の種類です。その亜種のウィリンキー(P. bifurcatum ssp. willinckii)は、胞子葉が長く垂れ下がります。オーストラリア原産のプラティセリウム・スペルブム(P. superbum)は大型の種類ですが、外套葉が鉢に巻きつくように広がった形で市販されています。熱帯アフリカ原産のプラティセリウム・エレファントティス(P. elephantotis)は、あまり大型にならず、外套葉に切れ込みが入りません。
近年、観賞用として、おしゃれなカフェや美容室などに飾ってあるのをよく見ます。
その名の通り“鹿のツノ”のような見た目がとてもユニークです。
元々は樹木や岩に着生するため、ビカク本来の姿は板付の状態なのかもしれません。
ビカクシダの板付
![ビカクシダ](https://i0.wp.com/bikakupt.com/wp-content/uploads/2023/02/DSC02993-1.jpg?resize=800%2C532&ssl=1)
ビカクシダの板付といっても、さまざまな着生材から選ばなといけません。
木の板
ホームセンターなどにある板です。
非常に安価で手に入りやすいですよね。
私は、DIYで出た端材を着生材にしたりしています。
バーナーで炙ることで板が割れてしまうことを防ぎます。
ちなみに両面を焼かないと曲がってしますよ。
また、黒くなった(炭化した)部分を十分落とさないと壁が汚れてしまうので注意が必要です。
コルク板
コルクに着生させると見た目が非常にかっこいいです。
撥水性や耐久性に優れているとことも着生材としては適しています。
その他
ビカクシダ専用で販売されている着生板もさまざまあってかっこいいものも多数あります。
他には金網状のものや樹脂製のものを販売されています。
それぞれ、メリット、デメリットがありますので、あとは自分の好みに合わせて選ぶと良いかと思います。
私は見た目重視で、コルク板に着生させていきたと思います。
ビカクの板付に準備するもの
![](https://i0.wp.com/bikakupt.com/wp-content/uploads/2023/02/DSC03000-1.jpg?resize=800%2C532&ssl=1)
・ビカクシダ ・コルク板 ・水苔 ・肥料 ・テグス ・ハサミ ・ワイヤー ・ニッパー ・バケツ ・ドリル
ビカクシダの板付5ステップ
![ビカクシダ](https://i0.wp.com/bikakupt.com/wp-content/uploads/2023/02/DSC03003.jpg?resize=800%2C532&ssl=1)
水苔を戻す
水苔は乾燥した状態で売られています。
したがって、バケツに水苔と水を入れて戻していく必要があります。
数日かけて戻していくと、保湿性、吸水性が良くなると言われていますが、
私はそこまで待てなかったので、半日程度で作業に取り掛かりました。
水苔に肥料を混ぜる
板付のタイミングで肥料を上げておくと良いかと思います。
その際、固形の肥料にするとゆっくりと養分が水苔に溶け出しその後の成長を助けてくレルかと思います。
コルクの準備
私の場合は固定する際に、テグスだけでは心もとないので、ワイヤーも併用して行うようにしました。
したがって固定するワイヤー用の穴、ハンギングするためのワイヤーを通す穴をドリルで開けました。
ビカクシダを固定していく
コルクに水苔を敷き、その上にビカクシダをセットします。
ビカクシダには成長点と呼ばれる部位がありますので、上下の確認を行いながら行います。
さらに上から、横からとビカクシダの根元の部分を覆うように水苔を足していきます。
出来上がりの形をイメージして成形していきます。
ワイヤーをコルク穴に開けた穴に通し、背面で固定します。
テグスで巻いていく
その後、テグスで水苔がこぼれてこないようにテグスでグルグル巻きにします。
その際、成長点を傷つけないように注意します。
貯水葉は多少巻き込んでも良いですが、新しい葉はできるだけ巻き込まないようにします。
この作業は多少コツが入ります。
ベテランさんは板を固定する専用の台などを使っています。
ない人は自力、もしくは誰かに押えてもらうとやりやすいかと思います。
以上で完成になります。
所要時間は30分です。(水苔を戻す時間は含まず)
まとめ
![ビカクシダ](https://i0.wp.com/bikakupt.com/wp-content/uploads/2023/02/image-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
ビカクシダは鉢植え、苔玉、板付などさまざまな楽しみ方があります。
元来樹木や岩に着生する植物。
本来の姿を取り戻すためには板付がオススメです。
また、天井から吊るしたり、壁にかけたりするとインテリアとしても非常にかっこいいです。
やる気になれば、特別な道具は入りませんし、初心者でもできます。
自分で板付したビカクシダはより愛着を持って育てらること間違いなしです。
今度のお休みにでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?