家庭菜園をされている方〜。
夏野菜は何を作ろうかと考えるのは楽しいですよね?
きゅうり、トマト、ビーマン、なす・・・
今回は私が絶賛栽培中のかぼちゃについて発信したいと思います。
かぼちゃってどうやって育てたらいいの?
なんか手間がかかるイメージ。
これらの疑問を解決していこうと思います。
適切な知識があれば、決して難しくないと思います。
かぼちゃの育て方10ステップ
1.植える場所を決める
カボチャは大きくなりますので、どこに植えてどっち誘導するべきか考えておく必要があります。
適当に植えると、他の野菜にツルが巻き付いたり、畑から脱走していく可能性があります。
初心者の私はかぼちゃがここまで大きくなるとは知らず焦りました。
親づるは3mくらいは伸びますのでスペースの確保を!
2.摘芯
定植して4~5枚で親づるを摘芯して、子づる2~3本仕立てにするのが良いかと思います。
摘芯をしないと、四方八方、どこまでも伸びていきますので注意してください。
風通しを良くしたり、一枚一枚の葉にしっかり日光が当たるように摘芯(整枝も含む)は必要な作業になります。
3.敷き藁をする
かぼちゃは地面に実がなります。
支柱を立てて空中で栽培する”立体栽培”って方法もあるようですが・・・。
地面にあるかぼちゃは虫がついたり、風通しの悪さから病気になったりするようです。
そこで、“敷き藁”が必要になるわけです。
かぼちゃをベッドの上で優しく育ててあげるイメージでしょうか。
藁はホームセンターで購入できます。
藁の代用品として、マルチシート、すだれやヨシズ、新聞紙などがあります。
4.葉の枚数を数える
かぼちゃ1株に対して何個の実を作るのが良いのでしょうか?
葉っぱ数を数えて、20~25枚に1個作るのいいようです。
葉っぱを十分確保して、光合成を促進しましょう。
光合成が不十分だと、実がちっちゃくなってしまいます。
5.着果位置を考える
かぼちゃは株元に近すぎても遠すぎてうまく育ちません。
株元から15枚程度の位置がいいようです。
株元に近いとろに着果されると、株全体と過負荷なり育成によくありません。
逆に遠すぎると、成長の暴走を止められません。
程よい距離感で管理することが重要ということでです。
人間関係と近しいものがありますね。(余談)
6.人工受粉させる
カボチャは虫が花粉を運び実が育ちます。
なので、確実に受粉させるためには、“人工受粉”という方法がとられます。
かぼちゃには雄花と雌花とがあります。
見分け方は、雌花の付け根には丸い実の赤ちゃんがついています。
雄花をちぎり、花の部分を除去します。
そして、その雄花(おしべ)を雌花につけます。
これで”人工授粉”ができます。
着果節の孫づるは早めに除去します。
4、5で述べた数や位置を考慮して受粉していきます
7.追肥
つるの長さが50~60cmになったら、畝の両肩に1回めの追肥をします。
また果実が7~8cmになったら2回目の追肥をします。
8.玉直し
収穫前に横になったかぼちゃを立ててあげる作業です。
地面に接している面はグランドマークと言って、日光が当たらないことで、黄色っぽくなります。
味には特に影響しないようですが、見た目を良くすることができます。
立てる時に茎を折らないよう注意してください。
収穫10日前くらいが目安です。
9.収穫
開花から45~50日で収穫ができます。
果梗(付け根の部分)が茶色っぽくなれば収穫ができます。
収穫後、半月から1ヶ月くらい風通しの良い涼しいところで保管すると甘みが増しさらに美味しいかぼちゃになります。
これがこの工程を追熟と言います。
まとめ
かぼちゃは飢えたら勝手に身がつく訳ではありません。
今回紹介した9のステップを踏んでやっと収穫することができます。
簡単に書いていますので初心者方に参考になれば幸いです。
正直どれかを怠ったからといって野菜ができない訳ではありません。
家庭菜園の良さは、ユルく自分のペースでで出来ることが魅力です。
結論、楽しく育ててばいいのです。
そもそも、こういうステップはかぼちゃに限ったことではありません。
手間をかけるから美味しい野菜が食べれる訳です。
農家さんに感謝ですね。
ではまた!