こんにちは!ビカクシダをこよなく愛するビカクPTです。今回のテーマは私の本業である理学療法の領域である運動の必要性についてです。運動がもたらす効果の科学的根拠に加え、10年以上のPT経験から得た私の私見を含めてお伝えします。
なんで運動が必要なのか
運動がいいのは何となく知ってるよって人が多いかと思いますが、運動にはどのような効果があるのでしょうか?運動の効果はたくさんの研究結果がありますが、ざっくりと下記の3つにまとめました。
- 運動の効果は生活習慣病の予防することができる
- 歳をとるにつれて衰える筋力、体力の低下を予防することができる
- ストレスを発散することができる
つまり病気になりにくく元気に楽しく長生きできるってことです!誰もが望むことではないでしょうか?
どんな運動がいいのか
運動といってもさまざまな種類の運動があります。その種類によって得られる効果が異なります。ただし、あまり考え過ぎずに自分がやりやすいものから始めてみて良いのではないかと思います。何をしようかと迷うくらいなら、とりあえず何かを始めてみるってことが大事だと思います。
- 有酸素運動(ランニング、ウォーキングなど) ・・・・ 体力がつく ダイエットになる
- 筋力トレーニング(腹筋運動、ダンベル運動) ・・・・ 筋力がつく ボディビルドできる
- ストレッチング ・・・・ 柔軟性がつく 怪我をしにくくなる
どのぐらい運動するのか
実は厚生労働省、つまり国がこのぐらい運動していったらいいんじゃないという目標があります。
- 運動の目標:30分以上・週2回以上
- 歩数の目標:男性9,200歩、女性8,300歩
です。
ここでポイントなのはご自分の体調に合わせて行うことが大事です。私の担当患者さんでも『運動はやればやるだけいい』と思っている方がよくいらっしゃいます。これは間違いであり場合によってはマイナスの効果をもたらすことがあることを知っておいてください。
日本人の歩数の現状では、1日平均で、男性8,202歩、女性7,282歩であり、1日1万歩以上歩いている者は男性29.2%、女性21.8%である(平成9年度国民栄養調査)。最近10年間の歩数の増加傾向を考慮して、当面10年間の目標として、男女とも歩数の1,000歩増加を目指し、1日平均歩数を男性9,200歩、女性8,300歩程度を目標とする。1,000歩は約10分の歩行で得られる歩数であり、距離としては600?700mに相当する。その結果1日1万歩以上歩く者は男性37%、女性30%になると見込まれる。
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html
習慣化するための工夫
私が実際にやっているウォーキングを例に習慣化するため工夫を提案させていただきます。
- 毎日同じ時間にアラームをかける
- 誰かと一緒にやる
- 成果をみえる化する
私の場合は5:00にアラームをかけウォーキングを毎日やっています(雨の日はやりませんが、小雨ぐらいはやります)。また妻と一緒にやっているため寝坊やサボりはありません。またウォーキンググループをSNSで作って、互いに励ましいあいながら行うことも効果的だと思います。またApple Watchなどのウェアラブル端末を用いて歩数や距離を記録していくことでモチベーションも維持できます。
いかがでしたか?知ってる内容もあったかもしれませんが、日々運動を指導する立場のPTからのメッセージであるとしたら、少し説得力がありませんか?これをきっかけに1人でも多くの人が運動習慣も身につけていただける嬉しいです。ではまた。